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2011年07月10日

正しい徳

人偏に、二と書いて、仁と言う言葉があります。

【 仁 】(じん)


人との関わり合いを意味する  “仁”という言葉ですが、

この言葉は、論語という中国の古い書物によく出てきます。


孔子という方の教えをまとめた論語の中に出てくる、【仁】は、

はっきりそれを、定義していませんが、

人と人との間に生まれる親愛の情であったり、

相手に対する思いやり、

親や家族、人を愛すること・・・など

生きていくうえで、大切なものが【仁】だと教えてくれます。



【 仁 】が、人間の【内面的】な部分であり、最も大切なものであります。

そして、【 礼 】とは、


【 仁 】の具体的な表現であり、

【 仁 】を見失わないための規範であると言います…。


人が、二人。

お互いの存在があってひとつ。



すべての存在は

お互いの存在があって、

初めて存在するものばかりです。



それをよく知っている人の間には、

【 礼 】というものは、必要ないのかもしれません。



しかし、人間は、ついつい、それを忘れてしまう生き物であるために・・・

失敗も多くあります。

だからこそ、【 礼 】という形式だった表現を重んじてきました。


それは、私たちの先祖が大切にした、人と関わり合う世の中においての知恵です。


その、礼というものの本質を見失わないように、

今一度。礼という形に、義という“人として正しき道”を重んじて、

“礼義"というものを大切にして、

今後も人との関わり合いを、大切にしたいものです。



論語のなかで、次のような一説があります。

弟子の子貢が孔子に質問します。

「一言にしてもって終身これを行なうべきものありや」と

(人の生きる道において、一番大切なものは一言で言うと何ですか?)



孔子は、「それ【恕(じょ)】か、己の欲せざるところは、人に施すなかれ」

(それは、“恕(じょ)”かな。自分がされて嫌なことを、ひとにしてはいけないということ)

と答えます。



孔子の言う【 恕 】とは、相手の立場にたち、思いやりをもって行動することです。

【 仁 】という言葉では、言い尽くせないところがあったので、

子貢という弟子に分かりやすく答えるために、【恕】と教えてくれました。



【 恕 】も、【 仁 】という【道】を支える大切な教えです。


人として、いかに生きるべきか?という、自分自身の信念を失わないように、

相手の立場に立って、物事を考えられる人間であることや、

互いがお互いを思い合う世の中になるように、まずは自分から

自分という人作りを進めてみようと思います。



“己の欲せざるところ、人に施すなかれ”


正しい徳というものを、今、もう一度考えてみようと思いました。

いつも、ありがとうございます。


仁、義、礼、知、信


仁 
(真の思いやりをもって人を慈しむ(真に愛する)心)

義 
(正しい考え(思い)や言葉や行い、仁に基づく正義)

礼 
(理に適った形や決まり等の行動の規範、仁に基づく礼)

知 
(正しい学問や修養によって得られる知識と知恵、仁に基づく知恵)

信 
(真実を行うことによって終局的に得られる信頼、仁に基づく信)


仁は人の心なり。

義は人の路なり。

其の路を舎てて由らず、
其の心を放ちて求むるを知らず。

哀しいかな。 

人、鶏犬(けいけん)の放たるることあらば、

すなわちこれを求むるを知る。

放心ありて求むるを知らず

『孟子』


意味

仁(思いやり)は人が誰もが持っている心である。

義は人の生きる道である。

ところが人は、その道(義)を捨てて従わず、

その良心(仁)を見失っても探し求めない。

嘆かわしいことだなあ。

人は、飼っている鶏や犬が逃げたなら

すぐにでも捕まえようと探すのに、

自分の良心を失っても、それを探そうとしない。



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