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2011年08月23日

身は地に生じ 心は天に帰す



人は皆 

仰いで蒼々たる者の天たり

俯して隤然(たいぜん)たる者の地たるを知れども

而も吾が軀(み)の皮毛骨骸(ひもうこつがい)の地たり

吾が心の霊明知覚(れいめいちかく)の天たるを知らず


言志晩録 佐藤一斎



人々は皆、空を仰いで青々と際限なく広がっている者が天であり

俯して柔らかく 固まっている者が 地である事を知っている。

しかし、自分自身の皮膚、毛髪、骨骸等は、地からうけた者であり

吾が心の霊明にして 知覚あることは 天から授かった者であるという事を知らずにいる。





科学がどう進歩しようと、科学という観点からでは、分からない事が圧倒的に多すぎると言うものが

この世の中の事であるという事を知らなくてはなりません。

どんなに、莫大な資料をもってしても、スーパーコンピューターをもってしても

絶対に、その領域には適わないという事を理解して、その進化の目的を見定めなくてはならないところを理解しなくては、

本当の意味で、文明の進歩とは到底言えないのであります。


私たちは、その仕組みさえ知らないものを時に扱う事があります。

どのような仕組みで、それらが成り立っているか?分からないものが、

この世の中に溢れたとき・・・

私たちは、取り返しのつかない過ちを侵してしまう事があるのかもしれません。



文明が、いくら進歩しようとしても、

人は、地上でしか生きる事ができず、生命の中でしか育つ事ができないのです。

そして、その本質は、( 氣 ) でありますので、喜びや、楽しみ、感謝、感動の毎日に生きてこそ

この命を輝かしく全うする目的であるように思うのであります。

進歩と、向上の名の下に開発された様々な 道具に 私たちの本来の目的を奪われないように

今日も、その本質を全うするのみであります。


いつも、ありがとうございます。


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